日本初のバキュームカー

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トイレバキュームカーという車をご存知だとおもう。別名、くみとり車とも呼ばれている。昭和の終わりごろまでは日本のトイレはウンチとオシッコをトイレの下のツボに貯めておく形が多く、ぼっとんトイレと呼ばれていた。各家庭を回って、トイレの下のツボからウンチとオシッコを回収してまわるのがバキュームカーの役目だった。

バキュームカーの第1号を作ったのは神奈川県川崎市で、トラックに積んだタンクの中は真空で、そこから長いホースを伸ばしてトイレの汚物を吸い上げる仕組みだった。どこよりも早い1954年に開発され、衛生的に優れていることが確認されたためにその後全国に広まったのだ。

バキュームカーという名前は、その時に日本で出来た言葉で、これは日本でしか通じない。今では町でほとんど見られなくなったが、建設現場の仮設トイレで活躍しているし、2004年のスマトラ島沖地震では被災地に9台が送られた。海外でも実力を存分に発揮しているのだ。